イタリアで3番目に長い川であるテヴェレ川はウンブリア州とトスカーナ州を分けている。「ラ・パレルナ」社はそのウンブリア州側の渓谷に建っている。近くに小プリニウス(61年-112年)の別荘があり、彼の記録によると、ローマ時代からこの地域はブドウ栽培に適していたという。
元々、「ラ・パレルナ」のある土地はビアジョリ・パオラが所有していた。2002年にパオラの夫であるメレンデッリ・ルイジの提案で、90ヘクタールに亘って5種類の黒ブドウを栽培することになった。全てのブドウ畑は海抜約550mの高地にあり、日当たりと水はけの良い、南西向きに位置している。