ヴィニェティ・ジオーレは、現オーナー、ルチアーノ・コルテジが祖父エミリオが築き、父、叔父が受け継いできたワインとオイルの生産という家業を引き継ぐことを決意し、トスカーナのフィレンツェから車で南に1時間ほどのバディア・ア・ルオティという地域に、ジオーレ・ワイナリーを設立したことから始まる。トスカーナに数箇所に存在するジオーレ・ワイナリーだが、1924年に設立されたバディア・ア・ルオティの畑は常にジオーレとコルテジ家のホーム的な存在となっている。
1928年にコルテジ家ははマレンマ地方、とりわけアルジェンターリオに惚れ込み、そこで樹齢100年以上のアンソニカの「カラグランデ」ブドウ畑を購入した。アンソニカのブドウ畑は機械と合成物質を使用せずに栽培される。それに加え、化学合成物質は一切使用せず、銅と硫黄の処理のみで害虫を防いでいる。