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ワインを開封した後どうする?
飲みかけワインの保存方法


by Teresa Marzo

ワインを開封した後どうする?
飲みかけワインの保存方法


by Teresa Marzo

 「ワインが大好きで、数本買って、ゆっくり家飲みしたいなぁ。けど、ワインの正しい保管方法は何だろう。また、一本開けて余ったら捨てるのはもったいない。どうすればいい?」ワインラバーズの皆様、そのような悩みがありませんでしたか?
最近、家飲みがしたい方がだんだん増えてきたので、その悩みも増えたと存じます。ですので、本日は、ワインの正しい保管と保存方法を簡単にご紹介したいと思います。

by Teresa Marzo

「ワインが大好きで、数本買って、ゆっくり家飲みしたいなぁ。けど、ワインの正しい保管方法は何だろう。

また、一本開けて余ったら捨てるのはもったいない。どうすればいい?」ワインラバーズの皆様、そのような悩みがありませんでしたか?
最近、家飲みがしたい方がだんだん増えてきたので、その悩みも増えたと存じます。ですので、本日は、ワインの正しい保管と保存方法を簡単にご紹介したいと思います。

ワインを開ける前|保管方法

 ソムリエ協会でよく勉強したことは「最適なワインセラー」の条件です。その条件を満たされば、劣化することを恐れずに、結婚20周年のバローロを保管できます。それでは、ワインの最適な保管場所の4つの条件を見ていきましょう

ワインセラーは暗い。

 光は熟成のプロセスを加速し、味わいと香りに多くのダメージを与える可能性があります。光の悪影響は認識されている一つのワインの欠陥を発生されます。それは「光の風味」と呼ばれていて、調理したキャベツの匂いです。

ワインセラーは涼しい。

 セラーの最適な貯蔵温度は11〜15℃です。しかし、ワインに最もダメージを与えるのは温度の「突然の変化」です。ですので、季節を問わずに一年中ほぼ同じ温度を保てる場所ならば、20〜22℃の部屋でも良いです。

ワインセラーの湿度は60%〜70%だ。

 それより湿気が多いセラーではカビが繁殖しやすくなり、ワインのコルクやラベルにダメージを与える可能性が高いです。一方で、乾燥しすぎるセラーは栓のコルクを縮ませて、ワインの酸化を引き起こすリスクがあります。

ワインセラーは静かだ。

 音やその他の振動もワインの熟成プロセスを加速させ、ワインの特徴を鈍くする可能性があります。

 その4つの条件を理想的に満たす場所は地下室です(イタリア語で “Cantina”は「地下室」も「ワインセラー」も意味しています)。地下室がない場合は冷蔵庫に似た家庭用のワインセラーがあるので、そちらも良い保管場所です。この機器は温度と湿度をコントロールでき、ワインを暗い場所で保管することができます。もちろん、メーカーによって値段と保管の質が変わるので、自分の予算や必要に応じて購入した方がおすすめです。例えば、安いワインセラー(〜¥15,000)は日本の夏に対して貴重な味方でありながら、エンジンの振動はきちんと軽減できない可能性があるので、長期の熟成のため相応しくないです。一方、長期熟成のワインに投資したい場合なら、高品質のワインセラーにも投資することをおすすめします。現在、ソムリエ協会で勧められているメーカーはEurocaveです。

 「地下室はない、ワインセラーは買いたくない」と思っている方も大丈夫です!短期なら、常温でもワインを保管できますが、できる限り涼しくて暗い場所に保管しましょう。夏なら、必ず冷蔵庫に入れておきましょう。

ワインを開けた後|保存方法

 ワインの開封後に飲みきれないのはよくあることです。たとえ、昼も夜もワインを飲んでいるイタリアの家庭でも、毎日ワイン一本を飲み切ることはないです。イタリア人にとっては一日1~2杯を飲んで、飲み残しを再び閉めて保存するのは当然なことです。

 一旦ワインボトルの栓を抜いてから、一番手ごわい敵は酸素になります。酸素がワインと接触すると酢酸が発生し、数時間でワインの味が劣化します。ですので、優れた保存方法の主な目的は酸素との接触を避けることです。一方で、スパークリングワインの場合、主な目的は瓶内の圧力を保つことです。すなわち、二酸化炭素を逃がさないような保存方法が相応しいです。

 まず、飲み残しワインを冷蔵庫の中で保存しましょう。低温度だけでもワインの酸化を食い止められるので、白・赤・発泡ワインを問わず、開栓後は冷蔵庫の中に入れてください。(適切な温度で提供するため、赤ワインだけ冷蔵庫から早めに出しましょう。)そして、ボトルの閉め方に関しては、自分の予算に応じていくつかの選択肢があります。見ていきましょう。

抜いた栓でボトルを閉める

PexelsのGrape Thingsによる写真

 そのコルクを捨てないでください!同じ栓で再びボトルを閉めることは、開けたままにするよりましです。そのため、ワインを開ける際、栓抜きがコルクを貫通しないように注意してください。普通のコルクではワインを1〜2日間くらい保存できます。

スパークリングワインは「シャンパンストッパー」で閉める

 スパークリングワイン・微発泡ワインを保存するためにはシャンパンストッパーが必要です。一個は大抵¥200〜¥300で、ワインを2〜3日間くらい保存できます。

真空でボトルを閉める

画像引用元: Amazon (バキュバン)

 バルブが付いている栓とバキュームポンプを通して、瓶内から酸素を吸引し、飲みかけワインを酸化せずに保存できます。栓・ポンプのセットは大抵¥2,000くらいの値段で、私たちワインラバーズにとっては大事なツールだと思います。真空の閉め方ではワインを3〜4日間くらい保存できます。
 ※注意点:貴重な二酸化炭素が抜けてしまうので、スパークリングワイン・シャンパンなどでは使わないでください!

アンチ・オックス栓でボトルを閉める

画像引用元: Pulltex(ウェブサイト

 なお、バキュームセットは瓶内から酸素を抜く効果的な閉め方ですが、ワインの香気成分も抜くデメリットがあります。その上、完璧な真空状態にはならないので、4日間以上ワインを保存することができません。アンチ・オックス栓は活性炭のフィルターが付いているので、空気を抜かずに酸素の悪影響を消去します。私が目撃した限り、飲食店やワインバーのソムリエにもっとも採用されている閉め方です。アンチ・オックス栓は、それほど安くはありませんが(一個 〜¥2,000)、10日間までワインを美味しく保存できます。
スパークリングワイン・シャンパン用のバージョンもあります。

Coravin™️ (コラヴァン)

画像引用元: Coravin(ウェブサイト

 コラヴァンはワインボトルを抜栓せずに、ワインを味わうことができるスーパー技術です。コラヴァンは極端に細い針を通して、コルクを貫いて、アルゴンガスをボトルの中に注入します。それで、瓶内の圧力が十分に高くなったら、ワインをグラスまで吸い上げます。コルクは非常に弾力性のある素材でできており、針を取り出したら、元に戻り、ボトルを再び封印します。そのシステムではボトルをそもそも開けていないかのように、飲みかけワインを数年間も保存できます。コラヴァンは数万円の値段がしますので、間違いなく大きな投資です。
 最近、コラヴァンはスパークリングワイン・シャンパン用の技術も開発しましたが、高価なわりに保存力は2週間程度となっています。

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